ありがとうを、あつめる。 ワタミグループは2024年で40周年を迎えました。

農業

未来の食の安全と安心、環境を守るため、生命を循環させ、
有機農業を発展させていくこと

安全・安心な農産物の提供と国内の農業における諸問題を改善するため、ワタミファームを中心として、
全国の生産者様と連携し、有機農業を積極的に推進しています。地域に根差した循環型社会を創造し、豊かなライフスタイル創造に少しでも貢献できることを目指しています。

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ワタミグループが取り組む農業

ワタミグループは、「お客様に、安全で安心な食材を使った料理を提供したい」と考え、農業に参入しました。安全・安心な農産物の提供と国内の農業における諸問題を少しでも改善しようと、全国の生産者様と連携し、有機農業を積極的に推進しています。
地域に根ざした有機農業を発展させることで循環型社会を創造し、地域の方々の豊かなライフスタイル創造に少しでも貢献させていただくことを目標に掲げ、事業を展開しています。

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「有機循環型モデルタウン」づくりの推進

ワタミグループは、「有機農業を発展させ、循環型社会を創造し、人々の幸せに貢献する」という思いを実現していこうと、有機農業に取り組んでいます。土壌が持っている本来のチカラを引き出した滋養にあふれた野菜づくり、環境への負荷が少ない土づくり、ストレスのかからない飼育方法での酪農、これが私たちが取り組んでいる農業です。
地域に根ざした有機農業を全国各地で発展させることで、この地球を構成する豊かな地域社会を未来につなぐことを使命としています。合言葉は「土づくり、人づくり、地域づくり」。まずは農場や牧場での土づくりにこだわり、その土から作物をつくり、飼料をつくって家畜を育て、その過程で人も育ち、私たちが関わる地域に貢献し、地域づくりを行っていく。その地域にあわせた有機循環型モデルタウンづくり※を推進しています。
地域社会を活性化し、元気にし、そこに暮らす人々の幸福に貢献していきたい、100年先も変わらない姿のまま残していきたい、これが私たちワタミグループの目標です。

食料とエネルギー自給率向上を目指し、営農・集荷・加工・流通に加え、廃棄物の再資源化や飼料化など、すべてエリア内で賄う仕組み

有機農業とは

有機農産物は、基本的に化学合成された農薬・肥料を使用しないで栽培され、JAS法(日本農林規格)による厳しい条件を満たしている野菜です。その他、農薬や肥料ばかりでなく、ビニールなどの資材にも、環境を考えた細かい規制があります。
有機農業は、私たちにとって安全な農作物をつくるだけでなく、私たちの住む地球環境をも考え、そして将来の人々にとって安全・安心で住みやすい環境を残そうとしている農業です。
有機農家が増えることは、食卓にとっても、地球にとっても安全・安心が増えることにつながっていきます。

ワタミファームの事業展開

畑作事業

ワタミグループでは、1998年に契約栽培による特別栽培農産物の野菜の導入を始めました。
2002年には、「日本に有機農業を広げていくこと」を目的にワタミグループ念願の農業進出の第一歩として有限会社ワタミファームを設立し、千葉県山武市に第一農場・山武農場を開設。創業当時から、堆肥の投入、緑肥の栽培、輪作体系の維持を続け、土づくりを進めてきました。現在は、国内7カ所において農場・牧場を展開し、旬の農産物を生産しています。

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ワタミファームと当麻グリーンライフの有機圃場認証書
酪農

2013年5月には北海道美幌町に美幌峠牧場を開設し、酪農事業を開始。
2018年9月には、弟子屈牧場の機能を美幌峠牧場へ集約、約300haと広大な土地で、全国でも数少ない放牧型酪農(冬期は除く)に取り組むとともに、自家牧草などによる飼育に取り組んでいます。
美幌峠牧場の運営にあたっては、「美幌町畜産クラスター協議会」を設立し、国が実施している畜産クラスター制度を活用し、美幌町での畜産事業を活性化して地域振興に貢献できるよう取り組んでまいります。

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集荷・販売事業

2011年に開設した「ワタミファーム北総集荷センター(千葉県富里市)」と、成田公設市場内(千葉県成田市)で、直営農場はもちろん千葉県北総地域の生産者様の農産物を集荷し販売しています。
農産物の集荷とともに、人や情報、サービスなどを1カ所に集約させることで、品質向上、物流をはじめとしたコストの削減、新たな雇用の創出をはかり、地域社会に貢献することを目指していきます。

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ワタミファーム北総集荷センター
有機農業での経験を活かして
JGAP認証取得

JGAP(Japan Good Agricultural Practice)は、農林水産省が推進している農業生産工程管理手法です。
ワタミグループでは、「お客様に安全・安心に配慮した食材を使った料理を提供したい」との思いを実現するべく、2002年より農業を展開していますが、JGAP認証の取得によって、より信頼性の高い生産管理体制を構築し、環境や安全に配慮した農作物の生産に取り組んでいます。

JGAP認証取得農場

  • 山武農場(にんじん、落花生(生)、生姜、きく芋、だいこん)
  • 佐原農場(さつまいも、きく芋)
  • 東御農場(ロメインレタス、レタス、きく芋、キャベツ)
  • 倉渕農場(きく芋、生姜、にんにく)

※JGAP認証
JGAPは農林水産省が推進している農業生工程管理手法で、ヨーロッパを中心に広まっている GLOBAL GAPを日本の指針に合せて整備したものです。JGAP認証農場では、食品の安全性、労働安全、環境保全などの条件を満たしている必要があります。JGAP認証取得には、第三者機関が実施する適合基準の審査を経なければなりません。
オリンピック・パラリンピックの選手村で食材を提供するためには、GLOBAL GAP、JGAP、都道府県 GAPなどの認証が求められます。

ワタミファームヒストリー

  • イメージ2002
    1月 千葉県山武町にて農場運営を開始(3.2ha)
    4月 有限会社ワタミファーム設立(資本金300万円)
    10月 千葉県山武農場JAS圃場認定取得(55a)
  • イメージ2003
    1月 千葉県山武農場JAS圃場認定取得(2.65ha)
    4月 群馬県倉渕農場開設(8ha)
    群馬県倉渕農場JAS圃場認定取得(5ha)
    9月 株式会社 ワタミファーム設立
    (有限会社ワタミファーム組織変更)
    農業生産法人 有限会社 ワタミファームを新規設立
    11月 千葉県山武町にて農業特区申請(12月認可)
  • イメージ2004
    1月 北海道瀬棚町にて農業特区申請(3月認可)
    4月 北海道瀬棚農場開設(60ha)
    6月 千葉県白浜農場開設
    8月 北海道瀬棚乳製品加工センター開設
    10月 北海道瀬棚農場にて鶏卵事業開始
    11月 有限会社当麻グリーンライフと業務資本提携
  • イメージ2005
    5月 通信販売「ワタミファーム倶楽部」を開始
    8月 千葉県佐原農場開設
    9月 株式会社ワタミバイオ耕研設立 肥料事業開始
  • イメージ2006
    4月 京都府京丹後農場開設
    5月 弟子屈牧場開設 株式会社ワタミバイオ耕研 合併
  • イメージ2007
    4月 有機畜産物、有機加工品の有機JAS認定取得
  • イメージ2008
    3月 農業特区解除、全て農業法人へ一元管理に切替
  • イメージ2010
    4月 大分県臼杵農場開設(7.4ha)
  • イメージ2011
    7月 千葉県千葉北総集荷センター開設
  • イメージ2012
    4月 兵庫県丹波農場開設
    6月 長野県東御農場開設
  • イメージ2013
    5月 北海道美幌峠牧場開設
  • イメージ2017
    12月 大分県臼杵農場でJGAP認証を取得
  • イメージ2018
    2月 白浜農場 JGAP認証取得
    3月 山武農場 JGAP認証取得
    5月 京丹後農場 JGAP認証取得
      丹波農場 JGAP認証取得
    9月 美幌峠牧場新牛舎完成(弟子屈牧場の機能を美幌峠牧場に集約)
  • イメージ2019
    2月 佐原農場 JGAP認証取得
    6月 東御農場 JGAP認証取得
    6月 倉渕農場 JGAP認証取得
    9月 美幌峠牧場 有機JAS認証取得
  • イメージ2020
    2月 ワタミファームのロゴを刷新
    5月 群馬県倉渕農場、長野県東御農場、千葉県山武農場で、ワタミグループの戦略商品「きく芋」の栽培を開始
  • イメージ2021
    11月 機能性表示食品“有機きく芋茶”販売開始
  • イメージ2022
    7月 企業向け体験農場ツアー事業を開始
    10月 美幌峠牧場牧草採草地の有機管理面積が昨年比2.3倍に拡大
  • イメージ2023
    5月 美幌牧場の生乳を使用した「美幌グラスフェッドアイス」の販売開始
    11月 「美幌グラスフェッドアイス」「サステナブル★セレクション2023」にて最高賞三つ星を獲得
  • イメージ2024
    6月 ワタミと山田養蜂場、初のコラボアイス新商品を販売