コンプライアンス
企業倫理とコンプライアンスの徹底
ワタミグループは、企業としての社会的責任を果たすべく、「企業倫理の確保」と「順法精神の醸成」を最も重要な活動として位置づけ、社内への浸透に取り組んでいます。
「コンプライアンス委員会」の設置
2014年4月、労働環境を含めたコンプライアンスの強化をすべく、外部専門家を交えた「コンプライアンス委員会」を設置し、定期的に定例会を開催しています。
当委員会は、労働環境の改善、コンプライアンスの順守状況のモニタリングを行うとともに、改善支援を行います。
メンバーは、ワタミ㈱代表取締役社長を委員長とし、外部弁護士を複数名委員とすることで客観的な視点を加味した委員会として運営しています。
「業務改善委員会」の設置
ワタミグループは、「コンプライアンス委員会」を実行団体として、さらなる労働環境の改善を目的に「業務改善委員会」を設置し、定期的に開催しています。
当委員会は、グループの各職場における労働環境の改善計画とコンプライアンス順守のための実行計画を立案し、各現場での改善計画を推進し、実施状況を観察します。
メンバーは、ワタミ㈱人材開発管掌執行役員を委員長とし、人事・人材開発部門の責任者等を委員とすることでグループの横断的な組織とし、グループ全体の労働環境改善に向けた提案や各現場でのコンプライアンス順守状況や課題を共有します。
コンプライアンスに関する講義の実施
一人ひとりが高い倫理観・使命感を持って実践できるよう、新入社員、中途入社社員を対象として、入社時研修ではコンプライアンスの概要と事例についての講義を行っています。
「ワタミヘルプライン」の設置
ワタミグループは、グループ内に存在する問題を広く受け付け、積極的に解決し、自己改善・自浄できる組織になることを目指し、グループ全従業員(パート・アルバイトメンバーを含む)およびお取引業者様に向けた「ワタミヘルプライン」を設置しています。
受付窓口は、メールにて社内独立組織である「ワタミヘルプライン事務局」に直接連絡する窓口、そして、電話にて外部委託先である「三好総合法律事務所様」経由で連絡する窓口の計2つを設けています。
また、海外においても、メール相談窓口を設置しています。
これにより、グループ内に存在する問題の未然防止・早期発見の体制をさらに強化するとともに、引き続き制度の透明性・利便性の向上、通報者の保護の徹底に努めていきます。
リスクマネジメント
グループリスクマネジメント体制の維持
ワタミグループは、内部統制の構築を通じて、コンプライアンス・リスクマネジメント体制を推進しています。
また、内部監査によりグループ内に潜在しているリスクを把握し、取締役会や各事業への提言を行い、是正・改善を図り、企業としての健全性(誠実さ・透明性)の確保に努めています。
内部統制の推進(金融商品取引法対応)
ワタミグループは、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制の評価・報告制度への対応を図り、各事業における内部統制の体制構築、社内規程や業務プロセスの整備・評価・改善指示を行っています。
「BCP」の策定・運用
ワタミグループは、大規模災害発生時の事業継続や復旧の必要が生じた場合を想定したBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の策定・運用に取り組んでおり、定期的に見直しを行っています。